2024.03.20 | BLOG 岐阜県議会
令和6年 第1回岐阜県議会 定例会より報告
令和6年第1回 岐阜県議会 定例会より
令和6年3月8日一般質問にて登壇させて頂きました。
質問の内容と答弁について、ご報告させていただきます!!
(1)(仮称)岐阜インターチェンジ周辺地域について
【 質問① 】「周辺地域の将来像とライフサイエンスパーク化に向けた検討」
答弁:知事より
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東海環状自動車道は、全線開通に向けて、今、鋭意工事が進んでおります。岐阜インターチェンジ周辺も交通アクセスの向上から、今後、様々な企業立地が進むものと期待されるわけであります。本県では、平成4年度に策定した岐阜都市計画区域のいわゆるマスタープランにおきまして、「東海環状道路が通ずる北部の丘陵地帯では、拠点的に工業地の整備を進めて、周辺の岐阜大学等の研究機能を活用したバイオ関連の先端技術産業の導入を図る」地域とするという方針を示しております。
ご紹介にもありましたが、岐阜大学は、「『ぎふのミ・ラ・イ・エ』構想」の中で、「地域一体型のライフサイエンス研究体制の確立」を目指しておられます。また、岐阜薬科大学も「キャンパス整備基本計画」におきまして、「両大学と連携する研究機関や関連企業の立地を誘導することでライフサイエンス拠点の形成を目指す」というふうに言っておられます。
さらに、岐阜市では、令和4年に策定した「未来のまちづくり構想」及び「産業振興ビジョン」において、「東海環状自動車道岐阜インターチェンジの開通を見据え、産学官連携によるライフサイエンス拠点の形成を目指す」というふうにしておられす。
来年度には岐阜インターチェンジの供用が開始されます。そして令和8年度には東海環状自動車道の全線開通が迫ってきております。今まさに、それぞれのプランやビジョンを具現化するべく、県と岐阜市、岐阜大学、岐阜薬科大学のほか、産業界や地域の方々とともに、この地域のグランドデザインやロードマップの作成を目指す時期ではないかというふうに思っております。県としては、広く関係方面との間で、このような議論を積極的に進めてまいりたいと思います。
【 質問② 】「地域未来投資促進法に基づく基本計画における重点促進区域へ
答弁:商工労働部長より
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地域未来投資促進法基本計画における「重点促進区域」では、農地転用への配慮や工場の緑地面積率の緩和といった特例が受けられます。その位置付けにあたっては、具体的な住所地、範囲を特定することが求められています。また、市町村による工場適地調査、土地利用調整計画の策定や緑地面積率に係る条例の制定が必要となります。そのため、県では、制度に関する説明会や、工場用地開発候補地の調査に対する補助などにより、市町村を後押ししているところです。
令和6年度からの次期基本計画については、現在、岐阜市をはじめ市町村と調整を図りながら、国と協議を重ねているところです。県としては、岐阜インターチェンジ周辺地域の今後の「重点促進区域」の位置付けに向けて、岐阜市と協議し検討してまいりたいと考えています。
【 質問③】「(仮称)
答弁:農政部長より
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岐阜インターチェンジ周辺地域は、枝豆や大根などの露地野菜をはじめ、いちごやトマトなど施設野菜、花きや果樹、ハツシモに代表される米など、都市近郊にあって多彩な農業が営まれています。また、消費地が近いため、直売所や道の駅などへ出荷される農業者も多く、地産地消が進んでいる地域でもあります。
今後、インターチェンジの開通により、人の流れが増加し、農産物等の新たな販売機会が創出されることが期待されます。そこで、周辺地域の直売所等への農産物の供給体制を強化するとともに、6次産業化による新しい特産品作りや、観光分野との連携など付加価値の高い取組みを進めることも有効と考えます。
来年度には、岐阜市では、この地域の農業の将来設計図である「地域計画」を策定することとなっております。県としても、この計画づくりに参画するとともに、市やJAなど関係団体と連携し、地域の特徴を生かした農業の振興を図ってまいります。
(2)「(仮称)
答弁:県士整備部長より
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長良糸貫線は、(仮称)岐阜インターチェンジと岐阜市、本巣市を結び、東西幹線軸を形成する重要な道路であります。また、渋滞緩和や歩行者の安全確保にも資する道路であることから、これまで両市と連携して整備を進めてまいりました。このうち、県が施工する岐阜市正木・折立工区の約1.2キロメートル区間において、概ね工事が完了し、今月の17日に開通式を開催する予定としております。また、板屋川の西側区間では、現在、本巣市内の道路改良工事とともに、橋梁や道路の詳細設計及び地補償を進めている他、岐阜市と本巣市により道路改良工事が順
次進められております。
一方、議員言及の未着手区間においては、今年度、事業化に向けた概略ルートの検
討や交通量調査に着手したところであります。
今後は、こうした調査結果も踏まえ、県と両市を含む調整会議の場で、具体的な整
備方針や事業スケジュール等について検討を進めるとともに、整備中区間の早期完成
を目指してまいります。