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2025.10.06 | BLOG 岐阜県議会

岐阜県議会 令和7年 第4回定例会より報告

岐阜県議会 令和7年 第4回定例会

一般質問内容を報告させていただきます。

 

岐阜県議会 一般質問(令和7年10月2日)要約

【質問内容】

1.地域医療をめぐる課題について

(1)物価高騰などの社会情勢に柔軟に対応するための医療機関への支援について
(2)公立病院と民間病院の役割分担について
(3)病床数の適正化について
(4)地域ごとの課題に対する具体的な解決策について
(5)地域医療構想調整会議の在り方について

答弁 知事

知事は、国民皆保険制度と自由な医療機関選択を維持しつつ、救急・周産期・高度医療を担う公的・民間医療機関の役割分担を明確化する重要性を強調。

物価や人件費の上昇に価格転嫁できず苦境にある医療機関に対し、国の交付金による支援を行ってきたと述べ、今後は診療報酬制度の見直しを国に要望する考えを示しました。

さらに、国が進める新たな地域医療構想の中で、地域ごとの医療機能を「治す医療」「治し支える医療」に整理し、公立・民間・在宅医療・介護の連携強化を図る方針を示しました。

地域医療構想調整会議についても、実効性ある議論と関係者の協力体制の強化を進めるとしています。

 

2.県立高校体育館への空調設備設置について

答弁 教育長

夏季の猛暑に伴い、体育館での部活動や行事が困難な現状を指摘。

教育長は、今年度、各校にスポットクーラー型空調機を2台ずつ暫定設置し、一定の効果を確認したと報告しました。

しかし、体育館全体を冷やすには不十分であり、熱中症の発生も続いていることから、国庫支援を求めながら整備を急ぐ方針を表明。

また、外部資金の活用や設置方法の工夫により、早期に全県立高校体育館の空調整備を実現できるよう取り組むとしました。

 

3.学校教育における児童・生徒の水難事故防止に向けた取組について

答弁 教育長

県内の学校では、園・学校の安全担当者向け講習会を通じて、川に近づかない・ライフジャケットを着用するなどの水難防止教育を徹底しています

今年度は試験的にライフジャケット45着を購入し、希望校へ貸し出しを開始。

7月には県内中学生が溺死する事故が発生したことを受け、県は全校に注意喚起を行いました。

今後は貸出台数を増やすとともに、水辺活動時のライフジャケット着用の啓発を強化し、学校現場での安全教育を一層推進していく方針です。

 

4.第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会における岐阜県の魅力発信について

答弁 観光文化スポーツ部長

岐阜県内では3競技が開催され、国内外から多数の選手・関係者が訪れる予定です。

観光文化スポーツ部長は、この機会を岐阜の魅力発信の絶好のチャンスと捉え、

・競技会場や宿泊地での観光・体験プログラム(飛騨温泉郷・美濃和紙・郡上踊りなど)

・地元食材を活かした食体験の提供

・トップアスリートとの交流によるスポーツ振興

といった取り組みを計画していると答弁しました。

また、150万人を超える来訪者が見込まれることから、大会会場周辺での観光プロモーションを実施し、県全体の観光需要拡大につなげる方針です。